危ないエスカレータ

どちらか片側に寄る。これ、日本の社会人マナー。
なかなか合理的な運用方法ですよね。急ぐ人は追い越し車線でGO!あるいは、後ろに並ぶ人を気遣って、列を詰める目的で一段に2人乗ったり。
なんでもこれは大阪万博の折に、出口がエスカレータ降り口から見て右側・・・だったかどうか忘れましたが、ともかく混雑を少しでも解消しようと運営スタッフだか駅員だかが考え付いたものを原点として、それが全国へのエスカレータ普及に伴って定着した、という話をどっかで聞きました。(Wikiみたら、世界中でルール化してるみたいです。YES、合理化!)
Wikiにもそこら辺について述べられてます。
 
 
そんな中で、大きな荷物を持っているのならともかく、真ん中に仁王立ちで乗ろうものならたちまち周囲から白い目で見られます。
 
『なんだコイツ、片側空けはルールだろ常識だろ!これだから教養のないゆとりは・・・』
 
と、多忙極まる日本のサラリーマン戦士達は心の中で舌打ちします。
 
『フヒヒ、サーセンwwwwwwww』
 
と、能天気極まる就活中の反社会衛星は心の中でニヤニヤ・・・いえ、そこまで外道ではありませんが。
特に都会などでは顕著です。まるで軍隊のように列を成して片側によります。
リハーサル無しで!
 
なんか取り留めない話になってきましたが、実際はこの片側乗り・片側空けがそもそも間違ってます。
確かに合理的で互いを思いやった賢い運用形態ではあるんですが。

そもそも片側に乗って運用することは、エスカレータの設計上には無いこと。
そう、真ん中に仁王立ちこそが安全な運用形態なんです。
 
 
「そんな専門的なこと、知るわけ無いじゃないか!」という人が多いと思います。実際、僕も正しい運用形態を知ったのは大学に入ってからですから。
でも、知らないということは罪ではないと思いますが、あんまり言い訳にはならないと思うんです。
 
今回の件では、正しい運用方法を皆が認知していくことも重要なんじゃないかと思います。エスカレータだけじゃなくね。
まあもちろん、片側に100人乗っても大丈夫なやつが開発されれば文句なしだと思いますけど。
 
結論:仁王立ちが安全、茄子のカレーは美味い。